1
 あかちゃんの笑顔
 2
 あかちゃんのけが
 3
 離乳と卒乳(断乳)
第1回
審美歯科 ホワイトニング
第2回
審美歯科 ホワイトニング2
内因性(歯の中)の着色の除去
第3回
審美歯科 ホワイトニング3
内因性(歯の中)の着色の除去
第4回
審美歯科 ホワイトニング4
ホームホワイトニング


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 かわいいあかちゃんの笑顔は我が子でなくても思わずひきつけられ、つい微笑み返してしまいます。ヒトは動物のなかでも一番未熟な状態で生まれてきます。なんと歩き出すまでに一年もの時間がかかるのですから。あかちゃんのかわいらしさはだれかに世話をしてもらわなければ生きていけないために神様が与えたものかもしれません。
 あかちゃんは生まれてから一年で体重は3倍、身長は1.5倍にもなり、脳は一年で急速に発達し、3才頃までには重さで成人の70%程度まで大きくなります。ヒトが人となるためにこの最初の一年はとても大切です。おかあさんに抱かれておっぱいをいっぱいのんで、たくさんお話をして(あかちゃんだってちゃんとおはなしをしていますよ)、どんどん大きくなってきます。二ヶ月を過ぎれば笑うようになります。はじめはあやすとほほえみ、そのうちにきゃきゃと楽しそうに笑います。笑いはヒトの人たるの特権です。
 真珠のようにかわいい歯がはえてくるのは7〜9ヶ月ころです。だいたい下の歯から生えてきます。あかちゃんのかわいい口の中に始めて歯が生えた時はほんとうに感動しますね(とはいっても感動するは大体一人めの時だけですが----)。1才で前歯8本くらい生え揃います。(歯の生え方は個人差が大きいので早くても遅くても心配ありません)。
 こんなかわいいあかちゃんのころはあっというまに過ぎてしまいます。今、あかちゃんを育てているおかあさんたちに----「あかちゃんとの平和で楽しい生活を十分満喫してくださいね」



 ついこの間おぎゃーと産声をあげたあかちゃんもあっという間に大きくなります。1歳ころには立ちあがり、1歳半を過ぎればひとりで歩き始めます。ようやく人間としての二本足歩行のはじまりです。歯も1歳前後で上下4本づつ計8本そろい、1歳半ころまでには第一乳臼歯を含め上下16本の乳歯が並び、なんでも食べられるようになります。(もちろん個人差はあります。)このころ小児歯科で多いのは転んで前歯をぶつけることですが、どうも昔より多くなってきているような気がします。むかしのあかちゃんは家の中でも、外でもハイハイを十分にしてから立ち上がったものですが、このごろはつかまりだちから歩き始める子が多いようです。這えば立て、立てば歩めの親心というのも良くわかりますが、発達を考えないでなんでも早ければよいという風潮は問題です。十分ハイハイをしていれば床からよっこらしょという感じで立ちあがります。これは逆に転ぶときもすぐに手が床につくということです。十分ハイハイをしていないと転んだときに手が前に出ないため、顔をぶつけてしまうのです。家が狭くてすぐに家具に手が届いてしまうこともあるかもしれませんが、広いところで思いきりハイハイさせてください。少しくらい立ちあがるのが遅くなってもしっかり大地を踏みしめて立ち上がれるようになります。そうすれば顔や歯ををぶつけることも少なくなると思います。この時期、おかあさんたちのもうひとつの関心は離乳の時期や方法、断乳のことですが、これについては次回に。



 おっぱいを飲んですくすくと育ったあかちゃんも3,4ヶ月ごろになると首もすわり、盛んに指をしゃぶったり、おもちゃをなめたりするようになります。これはそろそろおっぱい以外のものを口に入れる練習しているのです。手と口とうまく使ってさわったりなめたりしながらいろいろ経験をして、離乳に備えているのです。5ヶ月頃になるとおっぱいを飲むのに役に立った原始反射(注)も徐々に弱まり、大脳の働きが優位になってきます。また、内臓の機能も発達し、おっぱい以外の食べ物も消化吸収が少しずつできるようになります。そろそろ離乳の準備期です。まずはスプーンに慣れるようにします。小さくて浅いスプーンを用意しましょう。スプーンに薄めた果汁などをいれてあかちゃんの顔に垂直に当ててください。決して上のほうから上唇や上あごになすりつけないようにしてください。下唇と舌の上あたりに浅くかるく置いてください。スプーンを奥のほうに突っ込むとあかちゃんは苦しくなって舌で押し戻そうとし、嫌がってしまいます。
初めての味、あかちゃんも戸惑いながらも、だんだん慣れていきます。この頃はまだスプーン慣らしが目的なので無理に飲ませようとしないで、あかちゃんの反応をみながらゆっくり始めましょう。離乳は決して急がないことです。急いで良いことはひとつもありません。あかちゃんとお話しながら、楽しくゆっくり始めましょう。

注)原始反射 :新生児期から乳児期前半にみられる反射運動。哺乳に関係したものとしては探索反射、吸啜反射などがあり、これらの反射の動きにより、あかちゃんは乳首を口にふくみ、おっぱいを飲むというような一連の哺乳行動を行う。



 明眸皓歯は古来から美人を形容する言葉として有名ですが、現代でも美しく白い歯は女性の憧れといえるでしょう。歯が黒くなる原因としてはa.外因性(タバコ、お茶などの摂取による着色)b.内因性(歯のできる時期に抗生剤などを投与したためにおこった変色、あるいは外傷による内出血の後や歯髄=歯の神経を除去した後などにより起こる変色)に区別することができます。ホワイトニングとはこれら着色や変色した歯を白くすることをいいます。

【外来性着色除去】
 外来性の着色の場合、白くするのは比較的簡単です。研磨用のペーストをつけブラシをかければ茶渋など軽いよごれはほとんどとれます。一方、タバコのヤニなどがんこな着色はプロフィージェットといって特殊な粉を強力な水圧でふきかけて除去する器械があります。少ししょっぱいのですが、歯茎もひきしまり、みごとに美しい白い歯が甦ります。
 歯自体の着色の他にタバコと関連するのが、歯茎の黒ずみです。歯の周囲の歯茎が黒くなるのはもともと顔の色と同じでメラニン色素が多い場合とタバコによる場合があります。後者の場合、レーザーにより取り除く方法が効果的です。人にもよりますが、痛みも少なく、2〜3回できれいになります。

いずれの方法も当院で実施しておりますのでご相談ください。
次回は内因性(歯の中)の着色の治療法ーホワイトニングについてご紹介します。





・内因性(歯の中)の着色の除去

【内因性着色の原因】
 歯の色の違いは前回述べたような外来性の着色以外は歯そのものの色によります。歯の色も顔の色と同様個人差があり、一般的に顔の黒い人は色素が多く歯もくすんだ色になりやすいのです。また、歯も皮膚と同様、紫外線により変化するといわれています。黒人の歯が白く見えるのは肌の色と対照的にみえるからです。日本人は黄色人種ですので白人よりは歯の色は少し黄色がかっています。このような一般的な範囲での色の違い以外になんらかの原因があって歯の色が変わる場合があります。これを内因性の着色といいます。

 大人の前歯は出生後から3-4歳頃までに歯冠とよばれる部分ができます。そのころに大きな病気に罹ったり、、抗生剤などを連続的に投与されると、歯の色や形に影響します。もうひとつの原因として歯髄処置−一般に神経の治療といわれる−の後に変色することがあります。また、歯をぶつけた場合、歯髄に内出血が起き、その後変色することがあります。多くの場合、歯髄が失活−いわゆる神経が死ぬ状態となりますので、歯髄処置が必要になります。こどもの場合は一過性の変色のみで自然に退色する場合もあります。


【ホワイトニングの適応】
 このように何らかの原因で内因性に着色した歯を白くすることをホワイトニングといいます。歯髄処置をした歯は中に空洞があって脆いので一般的には上から白い歯をかぶせるのが一番ですが、もともと虫歯の部分が少なく、あまり歯を削りたくない場合、失活歯にもホワイトニングをする場合があります。これは中の空洞に薬剤をいれて白くする方法で保険診療も可能です。若い人で外傷が原因で神経をとった歯などに適しています。
 もともと歯の色が黄褐色や黒ずみがある場合には生きた歯を削らずに薬剤で漂白する方法があります。これは一般的にホワイトニングいわれ、最近注目されている方法です。歯の着色の程度にもよりますが、二段階ぐらい歯を白くすることができます。少し黄色みがかっている程度の着色なら比較的簡単に改善します。しかし、患者さんが考えている白さと歯科医が考えている白さとに差がある場合がありますので必ず術前に良く話し合って納得した上で実施してください。着色の程度が著しい場合にはホワイトニングでは改善しない場合があります。この場合は従来のように上から白い冠をかぶせる方法が適応となります。最近では従来のいわゆる瀬戸歯(ポーセレン)の他、プラスチックと陶材の間のような新素材ができ、奥歯まで白くすることも比較的手軽にできるようになりました。




・内因性(歯の中)の着色の除去

【ホワイトニングの実際】
 ホワイトニングの手順は比較的簡単です。漂白したい歯に薬剤(漂白剤)を塗って、強い光を当てるだけです。通常3〜4回の通院で治療します。漂白の効果には個人差がありますので回数が変わる場合もあります。

また、次のような場合は漂白できないことがあります。
1) 漂白しようとする歯に大きな虫歯がある場合(虫歯の程度によっては可能)
2) 歯に亀裂のある場合
3) 知覚過敏のある場合
4) 変色度合いが著しい場合や金属による着色のある場合
5) その他、ゴムアレルギー、呼吸疾患、妊娠中など
これらのことを術前に良く相談されてから治療を始めてください。




・ホームホワイトニング

 前回は診療室で行うホワイトニングについて述べましたが、最近アメリカでは、ドラッグストアで手に入る家庭で簡単にできるホワイトニングが普及してきています。日本でもそろそろ一般に普及する兆しがあります。
 今回はこの家庭でできるホワイトニング(ホームホワイトニング)についてお知らせしましょう。
 歯科医院で行うホワイトニング(オフィスホワイトニング)の場合、治療に通わなければならなかったり、診療室でも比較的時間がかかるなど患者さんにとっても歯科医師にとっても手間と時間がかかります。
 一方家庭で簡単にできるホワイトニングは眠っている間に行うなど手軽にできるため、時間がなかなかとれない方には便利な方法といえます。
 適応については基本的にオフィスホワイトニングと同様、もともと歯の色が黄ばんでいたり変色している場合や加齢とともに歯が黄ばんできた場合などです。茶渋やその他の色素が沈着しているような外来性の着色の場合は通常のポリッシング(クリーニング)やエアーと粉を吹きかけるプロフィージェットなどの器械で白くすることができますが、通院ができないときなどには適応となるでしょう。なお、ホワイトニングは18歳未満の方や、妊娠中、授乳中の女性にはおすすめできません。また、オフィスホワイトニングと同様に変色の程度が著しい場合や、大きな虫歯がある場合などはラミネートベニヤやポーセレンなどの適応になります。
 具体的な方法としては最初に歯科医院で診査とカウンセリングをうけ、ホームホワイトニングの適応と判断された場合、トレー(歯のカバー)作製のための歯型をとります。二回目の来院時にぴったりと製作されたトレーと薬剤を渡されますが、この時、家庭での取り扱いや注意事項について説明を受けます。
 自宅ではトレーに薬液をつけ歯に装着します。薬剤や個人差によって短い時間から始める場合もありますが、就寝時に装着した場合、おおむね2〜4週間で効果が現れます。