今週になって、ようやく暑さも薄らいでやっと普段の札幌の秋の気候になってきました。
水曜日は保健センターの1歳半歯科健診に行ってきました。
こどもたちは昔も今も変わらず元気いっぱいです。最近はこの年齢で虫歯のある子はほとんどいません。お母さん方の歯に対する健康意識が高くなった証拠でしょう。素晴らしいことです。
こどもたちの歯やお口、そして心や体の健康のためにお母さんたちに伝えたいことがあります。
一つは3歳までは虫歯になる原因は食生活にあるということです。
小さい頃から甘いもの(お砂糖の入ったお菓子や飲み物)をあまり多く食べさせないようにすれば例えブラッシングが十分でなくても虫歯になりません。赤ちゃんの場合(3歳までは赤ちゃんと考えます)、おやつは食事の一部だと思ってください。ちょっと前まで一日に何度もおっぱいを飲んでいたわけで、胃も小さいし、一度に大人のように多くは食べられません。それにこどもは体が大きくなるためにたくさんの栄養を必要とします。甘いものを食べるとそれだけでおなかがいっぱいになる気がする(脳におなかいっぱい信号が伝わる)のでごはんやおかずを食べなくなり、栄養が偏ります。虫歯予防の観点からだけでなく、体の健康のためにも三度の食事と補食(おやつ)はしっかり食べましょう。
というわけで、次はブラッシングは楽しくやりましょうということです。甘いお菓子をたくさん食べていなければそれほど必死になって磨く必要はありません。楽しくブラッシングの習慣をつけましょう。お母さんが必死になると力が入った痛ーいブラッシングになってしまいます。やさしく楽しくブラッシングが終わったらよーく褒めてやってください。ブラッシングは気持ちのよいものです。必ず上手にできるようになります。
最後は少し逆説的で保健所ではとても言えませんが、虫歯くらいあっても元気ならOKということです。最近のお母さんたちは子育てを仕事のように負担に感じて、ブラッシングも完ぺきに、虫歯も絶対に作らず、お利口なこどもに育てようとしすぎかな、と思います。こどもは本来泣くのが仕事です。だんだん自分の気持ちをことばで伝えられるようになって初めて泣かなくなります。泣く子のブラッシングは大変ですが、スキンシップの一つだと思いましょう。そして、長い人生の中、ほんの短い間の子育てです。体を使ってたくさん遊んでやってください。子育てを大いに楽しんで、親も一緒に育っていきましょう。


